#101. 一法人一物件スキーム(その2)

ぐぬぬ・・・。

早速、自宅に帰ってリーゼント(司法書士)からもらった書類を出してみた。

いよいよここからカモ先生の法人作りが始まる、そう思うと何か胸がドキドキした。

何よりも、一法人一物件スキームとかやっても大丈夫なんだろうか、今更だけど、やっぱりやばい予感しかしなかった。

みのり『大丈夫ですよ、一緒に見ましょ♪』

不安いっぱいのカモ先生の横で、みのりさんはすごく楽しそうだった。

とりあえず不安だったので、みのりさんを呼んでみたけど、よく考えたら間違いだったかもしれない。

今まさに苦しんでいる不安の原因となった諸悪の根源、不動産ダークマターが僕の隣に座っている。

カモ 『今までみのりさんの「大丈夫」を信じてここまで来ちゃったんですよね…(遠い目』

みのり『まだ生きてるじゃないですかwww』

カモ 『確かにまだ生きてるけども(過労死』

正直、『生きている』というより『生かされている』という方が正しい表現なのかもしれない。

みのり『じゃあ早速、書類作業にはいりましょー♪』

カモ『オー\(^o^)/(もうどうにでもなーれ』

そうやって早速1枚目の書類に目を通した。

1.会社名(商号)をご記入ください。

会社名…いきなり難問!!!

みのり『会社名、何にします??』

個人的には『カモ&ネギ』とか『合同会社 鴨葱』とかにしたかったけど…

みのりさんにはブログやツイッターのことは言ってない。

だからここで『カモ』を出すわけにはいかなかった。

(最近の言動からなんとなくすでにバレているような気もしないでもないけども)

カモ『何か良いアイデアはありますか?』

みのり『私、ずっと考えてたんです!カモ先生の会社の名前♪』

嫌な予感しかしなかった。

カモ『と…とりあえず言ってみてw』

みのり『カモ先生、黒色好きじゃないですか??』

カモ『えっ…そうだっけ??』

みのり『いつも黒色の服ばかり着てるじゃないですか?』

カモ『そ…そんなことねーし!!!』

カモ(やべえええええ中二病ファッションなのバレてる!?)

みのり『だから、会社名もずばり!!』

ブラックカンパニー

カモ 『ダメに決まってんだろっwwwwww』

みのり『えー、ダメですか??すべてを黒く塗りつぶす!!みたいな』

カモ 『完全に中二病発症してるじゃないか…そしてすでに社会的に末期状態だろ…』

みのり『融資の時にブラック†カンパニーって書くのかっこよくないですか?』

カモ『ちょっと待ってwww今ブラックカンパニーの間に何か見えたよ!!』

みのり『ブラック†カンパニーへようこそ!!』

カモ『なんか昔のオンラインゲームの痛いキャラネームみたいになってるぞwwww却下だ、却下!!』

みのり『えぇー、グローバルな感じの名前はどうですか?ほら、もしかして世界進出するかもしれないし!!』

カモ『グローバル化しねーよwむしろこの法人は鎖国したいわwww』

みのり『もしもの話ですよ!!もし万が一海外進出することになったら、グローバルな名前の方が良いじゃないですか?』

カモ『例えば??』

みのり『ホテルモスクワ』

ホテルモスクワ

カモ『まさかの反社wwwwww』

みのり『ほら、モスクワって知名度ありますし!!』

カモ『いろんな意味で知名度ありすぎて、どう見ても著作権的にアウトだろwww』

みのり『じゃあラグーン商会…』

カモ『とりあえずブラックラグーンから離れよっか!!』

まずい、会社名だけでこんなに悩むなんて…

まだ記入箇所は12箇所あるのに…。

みのり『と…とりあえず会社名は置いておきましょうか…』

カモ『ですね…』

いきなり第一問目からパスすることとなった(前途多難

2番目の質問からは簡単だった。

2.本店の所在場所

3.支店を設置する場合は、支店の所在場所

4.公告方法

カモ『公告??』

みのり『会社が出来ましたよー、とか破産しましたよーっていうのを発表することかな』

カモ『とりあえず官報ですよね、破産したら官報に載るってtwitterで偉い人が言ってたし!!』

5.設立する会社の事業目的

カモ 『一法人一物件スキーム!!』

みのり『正直に書いたらダメなやつwwwww』

この欄には、不動産事業と地銀の支店長が言ってた事業内容を書いた。

カモ 『支店長、僕これ以上働いたら死んでしまいます…』

みのり『カモ先生は まだまだ逝…行けますよ!!』

6.社員総会を設置しますか?

カモ『ぼっちなので設置しません』

みのり『1人社員総会とかwwww』

カモ『…(´・ω・`)』

7.事業年度

8.資本金

カモ『資本金…』

みのり『資本金…カモ先生、どうするんですか??』

カモ『とりあえず…3,000円とかで良いですかね…』

みのり『3000万円じゃなくて??』

カモ 『3,000円』

みのり『いやいやいやいや、ダメでしょ!!小学生のお小遣いじゃないんだから!!』

カモ『でも、お金ない…』

捨てられた子犬のような目でみのりさんを見つめた。

みのり『うっ…わかりました!!私がなんとかします!!』

カモ『えっ!?みのりさんが出してくれるの??』

みのり『この通帳を使ってください!!』

カモ『えっ…(感動』

机の上に1冊の通帳がバン!!って置かれた。

あれ?何かみたことある通帳だけど…

通帳の名前をよく見たら、カモ先生の名前が書いてあった。

カモ 『これは…??』

みのり『カモ先生の定期預金の通帳です!!(どや顔』

カモ『ちょっとマテ!!!!』

今目の前にあるのは、何かあった時のために、カモ先生がコツコツ積み立ててきた最後のセーフティーネット、定期預金。

カモ『どうしてそれをみのりさんが持ってるのwwww』

みのり『え?カモ先生、俺に何かあったらこれを頼むって私に渡してきたじゃないですか』

カモ『えっ』

みのり『(〃ノωノ)キャッ』

知らない間に何か強力な薬物を投与されたのかもしれない、全く記憶になかった。

カモ『こっそり使い込んでませんか??』

みのり『まだ使ってません!!(キリッ』

カモ『まだって何wwwwww』

みのり『でもカモ先生、今こそこの通帳を使う時です!!』

カモ『えっ?今そんな追い込まれている感じですか?www』

みのり『じゃあとりあえずこの通帳の全額どーん!!』

そんなわけで、僕のセーフティーネットが全額資本金となった。

セーフティーネットが、クレイモアトラップに変わった。

9.出資者の方の住所・名前

10.業務執行社員の方の個人情報

11.代表社員の方と代表社員の定め方

12.会社の設立希望日

こんな感じで個人情報をガンガン埋めていったら、なんとか終わった。

みのり『あとは…会社名だけですね』

カモ『本当、これどうしよう…』

みのり『あの…もしですよ、もし良かったらこれはどうですか?』

みのりさんが手帳を見せてきた。

手帳の真ん中に書かれていた会社の名前。

みのり『私も…カモ先生の会社応援したいので、私のイニシャル入れてみました///』

カモ『応援したいんだったら出資してくだs…』

みのり『イニシャルを入れました!!』

カモ『出資してくd…』

みのり『イニシャルが入ってます!!』

カモ『えぇええええええええ』

そんな感じで会社名が決まった。なぜか僕とみのりさんのイニシャルが入った横文字の会社。

カモ『見た目はかっこいい!!』

みのり『でしょ??♪♪』

こうやって無事、法人設立に必要な書類が完成した。

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