#−17.2度目のセンター試験(暗記の数学)

センター試験の2日目。2日目は色々しんどいのが女子の常識だ

昨日と同じ場所で、同じ格好でゲーリー先生とチューターが立っていた。

ゲーリー『おー来た来た。どうよ?調子は?』 

カモ 『思ったよりも眠れました、あれ?今日も散歩ですかっwwww』

ゲーリー『きょ…今日はチューターがどうしても来たいって言うから…』

チューター『えっ』

ゲーリー 『えっ』

カモ 『ツンデレかwwwwでも…ありがとうございます、頑張れる気がします』

ゲーリー『うむ、良い心がけだ。今日でセンター終わりだからな、しっかりやってこい』

カモ 『はいっ!!』

チューター『楽しみに待ってますからね^^』

カモ 『了解です!!良い結果を持って帰ります!!』

たまたま近くで数学の先生にも出会った。

予備校にいるときみたいなラフな服装で短髪角刈りと、見た目がほぼ反社っぽかったので、視線を合わせないように通り過ぎようとした。

先生『おい、カモっ!!無視すんなwwww』

カモ『あっ、先生…。怖い人に絡まれたのかと思って、つい…』

先生『つい…じゃねーよwww調子は…良さそうだな??』

カモ『はい、いつも通りな感じです』

先生『よしっ!!じゃあ数学の問題、いつものようにシバキマワシタレやっ!!』

カモ『ナニソレ怖い』



2日目は数学から始まる。

数学は計算ミスさえしなければ、致命的な失敗はしない科目。

計算ミスをしても、マークシートの空欄に、出した答えが正しく入らない場合は、『あっ、間違ってるかも!!』と気づくことが出来る親切設計。

他の科目と同じように、2次試験レベルの勉強をしていれば、全く解けない問題というのはセンター試験では出題されないはず。

とにかく、ミスだけしなければ大丈夫っ!!

この1年間、数学は 2次試験の問題を中心に勉強し、センター試験対策としては、ひたすら早く正確に解く練習を繰り返していた。

自分の席に座り、問題用紙が配られる間に、2年間の予備校時代を思い出していた。

最初予備校に入学した時、全教科中学レベルと言われた。

特に数学はひどかった。円周角の定理(円周角の大きさは、中心角の半分になる)さえ、完全に忘却し、『解の公式?なにそれ美味しいの?』みたいな状態だった。

そんな自分に数学を教えてくれた先生が、よく言っていた言葉。

『数学は暗記科目』

公式も、解き方もまるっと覚えてしまえば良い。理屈?原理?そんなの気にするな!!反射的に公式が出るまで問題を解いて、解き方を覚えるまで繰り返せば良いという指導だった。

カモ『えっ…数学は公式の意味を理解したり、問題も考えて解くんじゃ…』

講師『ばーか、お前考えるほど数学が出来るか?赤ちゃんが言葉を話す時、考えてしゃべるか?お前のレベルはそういう所だ、まだ赤ちゃんなんだよwwwバブー』

カモ『ぐぬぬ…』

ぐぬぬ・・・。

確かに、悔しいけど正論だったと思う。何の知識もない自分が理屈や原理をこねくり回した所で時間がいくらあっても足りないし、時間があっても理解できる可能性は低い。悔しいけど、見た目がどう見ても反社の 数学講師が言うことは最もだった。

予備校の先生には、絶対的な信頼を置いていた。自分のちっぽけなこだわりを捨てて言う通りにやってこれた。他の人の意見にも惑わされなかった。そもそも考える力が無かったし、考えるほど成績が良くなかったと言うのもあった。

その日から、公式の意味なんて考えずに、とりあえず言われた通りに公式を使って問題を解いた。これが出たらこれ、あれが出たらあれと言った感じで、パターン認識で問題を解いた。

半年以上経った時、変化が起きた。マーク式問題集の解説を読んだとき、『あっ、これってそういうことだったんだ!!』と思うことがあった。突然の変化。その後、そうやって気づくことが増えていった。何も考えずに覚えていただけの公式の意味も、なんとなく理解出来るようになった。

講師『学ぶの語源は、まねぶ、つまり模倣することだ。模倣することを通じて初めて理論がわかってくる。』

数学の先生なのに、無駄に国語に詳しい。

この先生は、『数学は暗記科目だから、文系科目』とまで言っていた。

『ただし、旧帝大あたりからは、違う。あそこはガチだから本当の数学がいると言っていた。ただ、カモについてはそんな高レベルな数学はしなくていい、っていうかお前には無理だっwww』って言われていたので私はひたすら暗記していた。

2次試験対策も、暗記、そしてパターン認識。

夏を過ぎた頃に、少し考えたり、違うアプローチを考えたりと、オリジナリティを追求するようになった。今思うと、『模倣』から『オリジナリティ』に進化し始めたのかもしれない。

『それでは始めてください』

センター試験の数学が始まった。

2日目の出だし、ここで転けるわけにはいかない!!

2年も積み重ねてきたんだ、あとは狩るのみっ!!

数学Ⅰ・Aを解いていて、途中1カ所、ひっかかる問題があった。

数学Ⅰ・Aで必ず出る必要十分条件の問題。必要十分条件の問題は2次試験だとあまり出題されない傾向にあった。

だから、手薄になっていた。なんとなく苦手だったこともあり、問題を解くのを無意識に避けていたのかもしれない。

結果として、必要十分条件の問題を1問落としてしまった。

数学Ⅰ・Aは96点、Ⅱ・Bは100点で通過した。

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