#-14. 2度目のセンター試験(1教科目:地理)

センター試験地理B

試験官の開始の合図と同時に1教科目、地理の試験が始まった。

天使の自動筆記

問題用紙を開く。

問題を読むと、手が勝手にマークシートにマークを刻む。

そこに考えるという作業はなかった。

この1年で、考えなくとも答えが浮かんでくるほどに達していた。

地理はもともとあまり得意ではなかった。

『暗記ばっかりでキリがない』

『どれだけ覚えても知らないことがいっぱい出てくる』

ずっとそう思っていた。1年目のセンター試験はそれで中途半端な結果に終わっていた。でもそれから1年間、予備校の授業を受け、問題を解きまくっている中で、それが少し違うことに気づいた。

勉強をしていて気づいたこと、

『暗記ばっかりできりがない』、これは当たり前のことだった。

地理は純粋な暗記の学問ではなかった。

センター試験の地理は、暗記6割推理3割運1割

6割の暗記について、基本的なことはもちろん覚えないといけない。川や山の名前、平野の名前、ケッペンの気候区分であったり、土の種類だったり、地図記号などなど。暗記項目は多岐に渡る。言葉を覚えるのと同じで、これは覚えないと、問題を解く前に、問題文とコミュニケーションが出来ない。

推理の3割は、その覚えた知識を使って推理して正解を導く

例えば、暗記していない場所の産業を答えなさいと言われたら、その地域の気候や地形などから採れる作物や鉱物を推測してそこで出来そうな産業を推測する。古期造山帯だったら石炭が採れる、その石炭を燃やして火力発電所を建てよう、電気がいっぱい出来て余ったら電力を使って工業を発展させよう。石炭が余ったら輸出もしよう。そうやって発生する産業を推測していけば良かった。

地理という学問は、基本的に地形と気候によって形づけられていた。

気候と地形(山・川など)によって出来る作物が決まり、地形によって、埋まっている資源が決まる。その作物や資源によって産業が決まり、川によって物資が運ばれ交易が発達し、人が集まる。人が集まれば、産業が進化し、そして新たな産業が生まれる。そして輸送が大規模になり貿易が発達する。そしてそのダイナミックな流れを掴むのが地理の本質だと予備校の先生に教えてもらった。

そして残った運1割

これはまさしく運としか言いようがなかった。どれだけ問題を解いても、初めて見るDataが出題されることがあった。暗記した知識を用いて推理で解く問題だと解説されていることが多いけどもその推理自体が突拍子もなく、まさしく運の要素が必要な問題。センター試験では毎年1問あるかないかの頻度だけど、模試では1〜2問くらい出題される問題。

例えると、

世界には、有名なワインの産地があるけど、今回僕が飲んだワインは、『エレガントで爽やかな酸味』があったんだ。どこ産のワインだと思う??

的なやつ…。

第一声、『知るかっwwwww』って言いたくなるような問題。

解説を見たら、

石灰質の土壌で育ったワインは、エレガントで爽やかな酸味があるんだよね、だから答えは、ブルゴーニュ地方だよねっ!!ところで、最近よく晩酌するんだけど、ワイン美味しい(^p^) 

みたいな感じでサラッと書かれて終わりみたいな。

ワイン製作に適した気候を理解しているか、さらに土壌について理解しているか尋ねているつもりだろうけど、無理矢理過ぎませんかね…。

しかも最後、ジャンプの巻末にある作者コメントかよっwwwww

ってツッコミを入れたくなるようなひどい解説。例えなので、ひどく感じるかもしれませんがこんな勢いの問題が模試ではたまに出題されていました…。

その6割、3割、1割を攻略していくのだけど、面白いのは、地理には次の段階があった。

本来、考えて推理して解答を導く問題であっても、大量の問題をこなすと、ただの暗記の問題となってしまう。考えなくても答えが出るようになる。『暗記6割、推理3割』が『暗記9割』になるということに気づいた。ただ、どうしても『運の1割』は攻略出来ていなかった。何度も模試を解いても、今まで満点を取ることは難しかった。

2年目のセンター試験、この時私の地理は、『暗記8割』『推理1割』『運1割』にくらいのレベルだった。およそ8割以上の問題は即答で答えが出ていた。だからひたすらマークシートを塗りつぶす作業。

でも・・・途中、『天使の自動筆記』が止まった。

天使の自動筆記、止まる

その年のセンター試験には出てきた。

悪魔の1問が…

答えを聞けば、『そうか』となるんだろうなと思った。

暗記知識の引き出しを漁り、ありとあらゆる推測をするが確信が持てない。

その1問は、『確実に正解している自信』がなかったので、問題を一通り解いた後、余った時間を使って何度も見直して時間をかけて考えた。

そのまま試験終了を知らせる声が響き鉛筆を置いた。


翌日、自己採点をしてみると、やはりその問題を落としていた。

自己採点の結果は96点だった。

悔しいことに、受験を終えた今でも、地理で確実に満点を取る方法は見つけられていません。恐らく、2次試験レベル(記述レベル)の知識と経験があれば確実な満点を取りにいけるのかもしれません。

でもとりあえず、地理は無事突破した。そう確信した。

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