#57. 宅建試験(前編)

宅建に押し潰されるカモ

10月15日、宅建試験の当日。

不動産投資で作ったカードローンの借金返済のため、週末はほとんど病院で日当直のアルバイトをする日々。この日も午前中までお仕事をして、仕事が終わると宅建会場に急いだ。

宅建会場の前で、みのりさんと みのりさんの勤める不動産会社の社長(安岡力也似)が待ってくれていた。

みのり『カモ先生、間に合いましたねっ!!』

カモ 『なんとか到着しました、ただ勉強の方は全然なんとかなっていませんが…』

社長 『大丈夫だって、落ちても死ぬわけじゃないんだし、気軽に受けてくればいい』

宅建に受からなければ、社長に小指もっていかれるくらいの気持ちだったのでちょっと拍子抜けした。

みのり『そうですよ!!そもそも私がしっかり教えられなかったのもありますし…』

カモ『それなっ!!』って思ったけど、

大人なので『そんなことありませんよ!!』と返答しました。

実際は教えてもらう以前に、勉強量が足りなかったので申し訳ない気持ちになった。

社長 『ほらっ!!眠気覚ましの栄養ドリンクや。これ飲んで頑張れ!!』

社長から栄養ドリンクをもらった。さすが人の上に立っている人だけあって、こういう心遣いがすごく上手い。当直明けで眠いし、早速飲んで頑張ろうと思ったら…

スッポンキング

カモ『え…』

これ…スッポン キングって書いてますけど??

試験前にスッポン飲んで受験する人、見たことないんですけど…。

試験問題見ながらムラムラなったりしませんかね??

社長 『試験問題をブイブイ言わしたれやっ!!』

みのり『それ…捕まりませんか…』

社長 『あ、もう1本余ってるから、これはみのりにやるわ、プライベードで必要だろ?』

みのり『宅地建物取引士は、宅地建物取引士の信用又は品位を害するような行為をしてはならない。社長、残念ながらアウトです』

そんな感じで入室時間のギリギリまで校舎の入り口付近で雑談していた。

そのおかげか、緊張感は全くなかった。

カモ『じゃあ、行ってきます』

みのり『いってらっしゃーい♪終わったらお疲れ会ですよー(`*)

社長 『お酒用意しとくから、頑張ってこいよー』

なんだかんだ言って、こうやって自分のことを思ってくれている人がいるのは嬉しいと思った(カモにされていたとしても)

試験会場に入ると、そこは異様な雰囲気だった。色んな人が宅建の受験に来ていた。

宅建会場

自分の受験番号が貼られた席を探して座る。

隣の席は、黒髪ロングのきれいなお姉さん

カモ(すごい上品でセレブなオーラが出てる!!)

テンションが上がった(主に下半身の)

前の席は、金髪ロン毛のお兄さん。

カモ(え?この人、不動産売るの?むしろ裏路地でハーブとか売ってそうな…

そして、クラスの一番前の席に、いたっ!!

『ツーブロックゴリラっ!!』

カモ(本当に実在するんだ…)

まるで都会のオアシスで、珍獣、または絶滅危惧種を見つけたような感動を覚えた。

本当、色々な人がいる。変な栄養ドリンクを飲んだせいか、なんだか楽しくなってきた。

12時30分頃に、試験官2名が入ってきて試験の説明を行う。

本当、ハンター試験会場みたいな雰囲気。

試験の説明

なんとなくセンター試験を思い出した。試験官は淡々と語っていた。

13時になり、試験が始まった。

試験官『試験を始めて下さい』

隣の黒髪ロングお姉さんがすごい勢いでガリガリとマークをし始めた。

カモ『えっ!?早っ!?』

自分も頑張ろうと思った。

【第一問】代理に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているのはどれか。

カモ(うーん…)

鉛筆コロコロ〜…。

カモ(悪魔)『えっ!?いきなりっ!?』
カモ(悪魔)
カモ(天使)『ちょっと待って!!まだ一問目よっ!?』カモ(天使)

カモ(うーん…③か④なんだけど…。鉛筆転がしたら3になったから3かな。)

いきなり出鼻をくじかれた。

解答用紙の③にマークをし終わった時、隣の黒髪お姉さんの霊圧が消えていることに気づいた。

ね…寝てるっ!?Σ(゚Д゚|||)

まだ5分くらいしか経ってないよっ!?

えっ!?えっ!?

すごい早さでマークシートを塗りつぶしていた様子。私は彼女に『キルア』と名付けた。

キルア

いや、多分受かってないと思うけどもwwww

宅建の問題は全部で50問。

時間を測って過去問をこなしたことがないので、時間配分が全くわからなかった。

問 19 

④ ホテルの用途に供する建築物を共同住宅(その用途に供する部分の床面積の合計が300㎡)に用途変更する場合、建築確認は不要である。

ホテル…共同住宅…。

ラブホテルから…シェアハウスかな…。乱交的なやつかな??

あかん、スッポンキングが効いてきた…。

試験官から『残り30分です』と告げられた時に、まだ35問目くらいで異様に焦った。

変な汗をかきながら、急いで問題をこなす。

試験官『時間ですので、筆記用具を置いて下さい』

あっという間だった。とりあえず最後までたどり着いた。

解答用紙が回収され、あっという間の宅建週間が終わった。

校舎から出ると、みのりさんが迎えに来てくれていた。

みのり『お疲れ様でした (*´∀`*)』

カモ 『本当、疲れました。今日はお酒を飲んで爆睡したいです…』

みのり『何言っているんですか、お仕事ですよっ!!』

カモ 『えっΣ(゚Д|||)』

みのり『って言いたい所ですが…今日はゆっくり休んでください(*´∀`*)』

スッポンキングがまだ効いていたのか、カモの胸は変にドキドキしていた。

みのり『何か食べたいものはありますか?』

カモ 『か…カモ鍋…』

みのり『もっとむしり取ってほしいのかな?』(幻聴)

そんなわけで、宅建の試験が終わりました。

甲子園の夏が終わった高校球児のような感覚です(キノセイ)。

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