#54. 空室のワンルーム

焼き鳥

先日購入したバリューセットの1室が空室でした。空室である限り収益は発生しないので、それどころか、管理費・修繕費で支出が出るので真綿で首を絞められるような状態です。

『何ヶ月耐えたら利益が出るのかなー』って思いながら過ごしていた…そんな時、みのりさんから連絡が来ました。

みのり『カモ先生、例の空室のワンルーム、社長が入居者を見つけてくれましたよっ!!』

突然の吉報にカモは驚いた。

『社長が』と言うのが非常に気になったけども、とりあえず喜ばずにはいられなかった。

【参考画像】ガッキー不動産社長(あくまでもイメージ図)

みのりさんの不動産会社社長

カモ 『まじですかっ!?入居者はどんな人なんですか?』

みのり『それが…まぁちょっと…魔人探偵ネウロに出てたような人です…』

カモ 『え…やこちゃんかな?』

やこちゃん

みのり『えーと…どっちかと言うと悪い方ですね』

カモ 『悪い方…?』

みのり『悪い方』

それ犯人しかいなくねっ!?どれだろう・・・??

ネウロ犯人犬ネウロ犯人その2ネウロ犯人その3ネウロ犯人その4

だめだ…どの人が来ても絶望しかない…。

絶望しか詰まってないよ、この選択肢は…

でも…まだ…まだ希望はあるっ!!

パンドラの箱も、最後は『希望』が残ったんだ、今回もきっと…

さぁ!!どれだっ!!!(淡い期待

ネウロ希望その1ネウロ犯人その5ネウロ犯人その6

カモ 『ちなみに…借主はどんな人なんですか?』

みのり『40代の男性なんですけど…が好きみたいで、ちょいちょい小火騒ぎを起こして家を追い出されてるんですよ (´・ω・`)

カモ 『まさかの葛西善二郎っ!!!』

葛西善二郎

みのり『ダメ…ですよね…』

ダメに決まってるだろwww

みのり『ダメですよね…』

カモ 『ダメです!!』

みのり『家賃、4万円払うって言ってるんですけど…』

カモ『っ!?』

4万円だと利回りが20%越えてくるんですけどっ!?

みのり『カモ先生…??』

カモ 『カモ先生??誰かな、それは?』

みのり『え…』

私の名前は…シックス!!!

私の名前はシックス!!

みのり『いやいやいやいやいやいや!!急にすごく乗り気じゃないですかっ!!』

カモ 『私は、どんな人も差別しない。博愛主義者なのだよ…』

みのり『え、目がドルマークになってますよっ!!』

カモ 『キノセイデスヨ』

みのり『キャラ変わってるじゃないですかwwwま…まぁ…お金は大事ですしね…』

そんなやりとりがあって、空室のワンルームに葛西善二郎さんに入っていただくことになりました。

ただ、やっぱり火事が怖いので、火災保険をかけることにしました。



早速、火災保険をかけるため保険屋さんに行ってきました。

職場の近くにある保険代理店になんとなく突撃。

キレイな自動ドアをくぐると、ちょっと迫力のあるおばちゃんみたいな人が出てきました。

保険屋『いらっしゃいませー、お伺いしましょうか?』

カモ 『あの…賃貸用の物件に火災保険をかけたいのですが』

保険屋『はい、じゃあこっちにどうぞ。すぐに資料持ってきますね。はい、飴ちゃんどうぞ^^』

そう言うと、おばちゃんは机の上に置かれた飴が盛られた籠を、目の前にぐいぐい勧めてきた。いきなり飴を勧めてくるとか、ノリが完全に関西のおばちゃんだった。でも優しそうな雰囲気。

机の上に置かれたパンフレットを眺めていると、保険屋のおばちゃんは奥から色々資料を持ってきた。

カモ 『あの…ちょっと相談したいんですけど。』

保険屋『どうぞ〜』

おばちゃんは屈託のない笑顔だった。5秒後にその笑顔は消えるけども

カモ 『次に住む借り主が…その…火を好む傾向があって…

保険屋『え……ですか?』

カモ 『火です…ファイヤーの方です。それでちょっと部屋の中でキャンプファイヤーする可能性がありましてですね…』

保険屋『それは…なんでですか?』

カモ 『なんででしょうね…それは僕にもわかりません』

保険屋『そ…そうですか』

お互い無言になった。保険のおばちゃんは、さっきまでの笑顔が完全に消えていた。

カモ 『ちょっとお聞きしたいんですけど、借り主が部屋の中でキャンプファイヤーした場合って、火災保険下りるんですか?

保険屋『ちょっと、上司に聞いて来て良いですか?』

おばちゃんが急いで席を立った。

カモ(どうしよう、このまま通報されたら…)

このままバックレようかなと思ったけど、名刺交換してしまったことを思い出して思いとどまった。

そうこう考えていると、上司と思われる男性と一緒に、おばちゃんが戻って来た。

保険 『上司に確認したところ、火災保険については下りるそうです

カモ 『まじでかっ!?Σ(゚Д゚|||)』

上司 『借り主が失火した場合は、大丈夫ですよ。ただ借り主の方は賠償しないといけませんが』

カモ 『じゃあ入りますっ!!』

保険屋『ありがとうございます、早速見積もりを作ってきますね』

カモ 『ちなみに…もし火が他の部屋とかに燃え移ったら、その分も補償しなければいけないんですかね…』

上司 『それは、貸し主の責任にはなりませんよ。失火法で決まっていますから』

カモ『しっかほう?』


失火法(失火責任法)

「民法709条の規定は失火の場合には之を適用せず。但し失火者に重大なる過失あるときはこの限りに在らず」

民法709条とは、

「故意または過失によって他人の権利または法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う」

つまり、失火法では、重大な過失(重過失)がなければ、損害賠償責任を問われないということになっています。

また、賃貸借契約で賃貸物件に住んでいる借り主については、物件を借りる際に賃貸借契約によって、契約満了後に借りた物件を元に戻して(原状復帰して)家主に返す契約になっているので、物件の家主に対する損害賠償が出てきます。

つまり、賃貸借物件については、借り主は家主に対して失火の責任を負うことになります。それをカバーするために、賃貸物件を借りる時に、借り主は借家人賠償責任保険(家主に損害賠償する補償)の加入をしてもらえば良いとのことでした。


カモ 『マンションが一棟まるごと全焼しても??』

上司 『全焼しても』

カモ 『それ…賠償しなくて良くても社会的な意味で国内にいられないですよね…』

上司 『あー、私なら無理ですね。どっか東南アジアの方に高飛びしてしばらく身を潜めますね、ははっ』

カモ 『・・・・・・。』

それは・・・

いつの間にか、この部屋には乾いた空気が流れていた。

なんだろう、『聞かなかったら良かった』と心から思った。

上司 『まぁ、鉄筋コンクリートですし防災設備もありますのでそんなに燃えませんよ』

カモ 『そうなんですか…それは安心ですけど』

上司 『ただし、自分の部屋については燃えたら修繕しないといけないので火災保険は入った方が良いですよ』

カモ 『ですよね…』

気がついたらお茶がなくなっていた。氷をバリバリ噛んでたたら、保険屋のおばちゃんが駆け足でA4用紙を持ってきた。

保険屋『見積もり出来ました!!』

保険屋『期間は10年で良いですよね?』

カモ 『はい^^』

A4用紙に書かれた金額を見て、驚いた。

『10年間の保険料 合計1万1000円』

うわっ…私の保険料、低すぎ…?

うわ・・・私の給料低すぎ

カモ『えっ…なんでこんなに安いんですかっ!?』

保険屋『まぁ…中古のワンルームなので…。しかも値段も約200万円なので…』

カモ 『物件が安すぎるってことですかね』

上司 『ま…まぁ…そういうことになりますね…。とりあえず一括払いで良いですか?』

カモ 『えっ!?分割払いとか出来るんですか??』

保険屋『い…一応出来ます…』

何かすごく気まずい空気になった。

カモ 『すいません、一括で払います』

保険屋(当たり前だろっ!!)

そんなわけで、火災保険無事入りました。

入った保険は、『あいおいニッセイの、タフ・住まいの保険/ワイド』

この保険のイメージは、

(ただタフ(TOUGH)ってだけ)

頼もしい感じですっ!!保険料10年間で1万円ですけど

これで無事、葛西善二郎様 入居決定っ!!

バッチコーイ!!

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