#33.物件No.5 狭小駐車場(その6)

電話するカモ

〜電話の続き〜

みのり『こうなった以上、社長に…社長に相談してみます…。』

みのりさんの勤める不動産会社の社長、そう、安岡力也(に似ている人)だ。

みのりさんの不動産会社社長

見た目からして、頼りになる人だし、きっと良いアイデアを出してくれる(または武力行使)に違いない!!

カモ 『その手があった!!毒をもって毒を制すですねっ!!』

みのり『毒ってwwwひどいwww仮にも私の上司ですよwww』

みのりさんに笑顔が戻った(電話だから見えないけど)

カモ 『じゃあ社長に相談してみて、改めて対応を考えましょうか。』

みのり『はいっ!!』

その日、みのりさんはすぐに社長に連絡し、急遽 事務所で話し合いを行ったとのことでした。


その日は日当直も忙しくなく、穏やかな時間が流れていました。

そのせいか、仕事で気を紛らわせることが出来ず、ただひたすら経過が気になって仕方がありませんでした。狭小駐車場のデータが書いた紙を持って当直室の中をウロウロしたり、完全に挙動不審な状態でした。

そして、夜になって社長から直接自分の携帯に電話がありました。

社長『おう、カモ先生か。何や、面倒なことになっとるな。』

カモ『そうですね、まぁ買えないだけなんですけどもww』

社長『最初見た時は スムーズに決まると思ったんだけどの。』

カモ『そうなんですよね、値切り交渉もなかったですし。』

社長『実はこの売り主の社長とは、昔からの付き合いもあって、知り合いでな。さっき会って直接話しをしてきたわ。』

カモ『 Σ(=゚ω゚=;) マジデスカ!!』

さすが不動産屋の社長とでも言うべきか、人脈がすごい。

っていうかもっと早く相談すれば良かった…。

社長『それで…。向こうの社長さん的にはな、カモ先生が一番最初に手を挙げてくれたし、当初の値段通りで、カモ先生に売って良いんじゃないかって言っているわ』

カモ『まじですかっ!!』

社長『まぁ社長はそれで良いって言ってるしな、弁護士にもそう伝えるって言ってる。カモ先生、おめでとう。』

キターーーー!!

カモ『ありがとうございますっ!!』

社長『ちょっと、みのりに電話変わるわ。何か泣いてるけど。』

『泣いてませんよっ!!』という声が電話口から聞こえた。

みのり『もしもしっ!!カモ先生っ!!おめでとうございます!!』

急に大きな声が聞こえたので耳がキンキンした。

カモ『ありがとうございます、これで駐車場2個目ゲットですね。』

みのり『はいっ!!本当心配かけて申し訳なかったですっ!!』

今朝の電話と打って変わって、テンションが高い。

カモ『じゃあまた、打ち合わせと決済、一緒に頑張りましょう^^』

みのり『喜んでっ!!』

やっぱりみのりさんは元気な姿が一番ステキだ。

泣いてる姿も興奮したけど

これで今夜はぐっすり眠れる。

電話を終えて、余韻に浸りながら当直室に戻った。

普段は、硬くて狭い当直室のベッドも、まるでお日様の元、一日干した布団のように柔らかく感じた。まるで魚になったような気分。白い、純白のシーツの海で、その日はゆっくりと眠ることが出来そうだった。

色々、知らないこと、怖いことはあるけども、みのりさんがいる、社長がいる。

みんなが支えてくれるから、不動産投資 頑張れる気がした。

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