#23.いつからそれがデートだと錯覚していた?(後編)

カモネギ(涙)

二人がランチを食べ終わった頃、ランチタイムは終わりかけていて、ほとんど満席だったカフェ内は、お茶を楽しむ人達がまばらに座っている程度だった。

みのり『美味しかったですね (*´∀`*)』

カモ 『ですね^^ ここは料理も美味しいので好きなんですよ。』

テーブルに置いてあった伝票を店員に渡し、二人合わせた食事代金2400円を支払った。

みのり『あっΣ(゚Д゚ 半分出しますよっ!!』

カモ 『いや、今日は前に約束したお茶会だったので、自分が払いますよ。』

みのり『じゃあ、今日はお言葉に甘えちゃいます (*´∀`*)』

カモ(可愛いなー)

みのり『また連れてってくださいね、今度は割り勘で(*´∀`*)』

カモ 『えっ!?それはまた何か買わされる的なやつですかっ!?(疑心暗鬼)』

みのり『もちろんっ!!骨の髄までしゃぶりつくしますよぅ〜(* ̄∇ ̄)ニヤッ』

カモ 『ひぃ…。』

みのり『冗談ですwまたデートしましょ (*´∀`*)』

カモ 『えっ…(デート?)』

みのり『でも今日は、お話聞いてくれてありがとうございました。すっごく重かったと思いますが…。』

カモ 『ええ…想像以上に重かったですよ…。』

みのり『ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。』

謝る姿も可愛い。

例え、理不尽な理由でみのりさんに背後から鋭利なモノで刺されたとしても、この謝り方をされたら許してしまうだろう(死ぬかもしれないけど)。

みのり『でも…かもねぎ先生に話せて、ちょっと気が楽になりました…。』

カモ 『それは良かったです。』

みのり『福岡の物件はもう契約は済んであとは決済だけですよね?』

カモ 『はい、手付金は払いましたし、リース契約をめぐって調整している所です。決済は来月ですね。』

みのり『私と白鳥さんの件、契約後で良かったです。契約に影響が出たりすると大変でした。』

カモ 『取引が出来なくなると、売り上げが減っちゃいますしね。』

みのり『それは困りますぜ旦那っ!!』

カモ 『完全に悪代官じゃないですかww』

みのり『(*`艸 ´)へっへっへっ』

二人で笑う(白鳥は福岡で泣いてるかもしれないけど)。

周囲から見ると、きっとデート中のカップルに見えるだろう。

ただ、実際は搾取する側と搾取される側である。

(調理する人間と調理される鴨の関係)

拝啓お母さん、現実って厳しいね。

車に乗り込み、シートベルトをした時、ふとみのりさんが言った。

みのり『白鳥さん…大丈夫ですかね…?』

カモ(大丈夫じゃないだろwwwww)

カモ 『自分もちょっと白鳥さんが心配なんですけど…。』

みのり『ですよね…。かといって私が連絡するのはいけないと思いますし…。』

カモ 『自分が後で電話してみます。物件の相談もありますし、そのついでに。』

みのり『ありがとうございます。本当にすみません…。』

カモ 『貸し1ですよ!!』

みのり『そうですね、またお茶しましょうかww』

カモ 『そういえばさっきデートって…。』

みのり『気のせいですよ、モルダー、あなた疲れてるのよ。

カモ 『うわっ!懐かしいですね、それwwww』

みのり『フフリwwww』

カモ 『じゃあ、ほとんど散りつつある桜を見ながら帰りましょうか。』

みのり『おねがいしまーす。』

桜の花は散りつつあり、新緑の葉が芽吹き始めていた。

春が終わりを告げようとしていた。
カモ(白鳥さんに電話……すっごいかけづらいんですけど…。)

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