#18.カモ vs 白鳥(ラウンド1)

白鳥とカモ

いよいよ、初めての県外物件である福岡アパートの契約の日になりました。

白鳥(福岡の不動産担当者)と昼の12時に駅構内のカフェで待ち合わせの予定。

みのりさんとは、11時30分に駅構内にあるカフェで待ち合わせた。

当直明けのぼーっとした頭で家に帰り、現金を持ってそのままカフェに向かいました。

コーヒーの香りで一瞬だけ目が覚めましたが、

誰もまだ来ていなかったため、一人テーブル席に座ってぼーっとしてました。

みのり『お待たせしました。』

みのりさんキターーーー!!

みのりさんは、いつものように白いワイシャツにスーツ姿だった。

カモ『私服じゃないんですね?』

ちょっとだけ がっかりしたカモはついつい言ってしまう。

みのり『今日はお仕事ですよ (*´∀`*)

カモ『そ…そうですよね』

それはそうですよね…。カモは思った。

自分、今までの不動産取引を全部デートだと思ってた…。

カモ『それにしても日曜日に駅に二人でいるとか新鮮ですね』

みのり『旅行に行く前みたいですね(*´∇`*)』

カモ『このまま白鳥が来る前に二人でどっか遠くに行きましょう!!』

みのり『白鳥さん、すっごく慌てるでしょうねw』

そんなたわいもない会話をしていたら、思ったより早く白鳥(福岡の不動産屋担当)がカフェに入って来た。

役者がそろった。

軽く挨拶をして、みのりさんの運転する車で不動産屋に向かった。

白鳥『いやー、久しぶりに来ましたが、この辺も随分変わりましたね。』

カモ『えっ!?白鳥さん地元こっちなんですか?』

白鳥『学生時代にね。』

カモ『そうなんですか!!』

白鳥『そうだよ、みのりと同じ学校だったしね!!』

カモ『えええええええええええ』

みのり『白鳥さん、ちょっと黙っててください。』

おとなしく運転していたみのりさんが突然口を開く。

白鳥『あれ?カモ先生には言ってなかったっけ?みのりは後輩だったんだよ。』

カモ『ええっ!?』

みのり『白鳥さん、ちょっと黙っててくださいって言いましたけど聞こえましたか?』

みのりさんの口調がやや強くなる。

これは、怒っている時の言い方。

白鳥『ごめんなさい。』

カモ『ざまぁあああああwwww』

白鳥『ぐぬぬ…。』

高校の時の先輩と後輩だった…。その事実が頭の中をぐるぐる回る。

その後の車内の会話はほとんど頭に入らなかった。

普通、先輩後輩ってこんなに仲良く話さないよね…。

もしかして付き合ってたりしたのかな…。

車酔いはしない体質だったけど、車内にいる時もずっと吐き気のような嫌な感覚がしていた。

みのりさんの不動産会社に到着。

事務所に上がって、いつものソファーに腰掛ける。

カモ『今日、社長(安岡力也似)は?』

みのり『ゴルフに行って、今日はいませんよ。』

カモ・白鳥『いなくて良かった!!!!!!』

みのり『では早速やっちゃいますか。』

カモ・白鳥『はーい。』

白鳥が、不動産売買契約書、物件状況確認書、重要事項説明書、銀行提出用書類をカバンから取り出す。みのりさんがカモの横にちょこんっと座る。

机の上に白鳥の宅地建物取引主任者証が置かれる。

カモ(こいつ…主任者証の写真もキラキラしてる…。)

その後、いつものように、不動産売買契約条項の読み上げが始まった。

違う点は、いつもはみのりさんが読んでくれていたこと。

いつも、みのりさんが読んでくれていた時は、

みのりさんの声に浸っていれば良かった。

その温かい音階、心地よいイントネーション、柔らかい口調。

今の気分はなんだろう…

(男の)太い声、(男の)抑揚のない声、(男の)硬い口調

いつもよりかなり長く感じた。

長いだけでなく、なんというか、

全身を目の細かい紙ヤスリで研磨されているような嫌な感覚…。

隣にいるみのりさんを、時々横目で見られることが唯一の救いだった。

ただ、やっぱり『高校の先輩後輩』が気になったけど。

もしかして、付き合ってた?

それで妙に仲良しなのかな?

そんなことを考えていたら、説明が終わった。

白鳥『ご質問はありますか?』

カモ『あの!!みのりさんとは高校の時にどんな関係だったんですかっ!?』

と聞きたかった。

でもそれを聞くと、恐らくみのりさんは怒る。

しかも、今は物件の重要事項説明中…。

どう見ても場違いwwwwww

カモ『何もありません…。』

それはそうだった、だって何も頭に入ってなかった(白目)。

そんなダメ人間の私に代わり、みのりさんがいくつか質問してくれていた。

みのりさんがいてくれて良かった。

不動産売買契約書、物件状況確認書、重要事項説明書にサインをし、判子を押した。

そして、白鳥に手付金の200万円を支払う。

カモ『ネコババしないでくださいね…。』

白鳥『するかっwwwww』

みのり『ぱーっといきましょwwww』

白鳥『ぱーっとクビになるわwwww』

200万円の領収書を受け取る。

白鳥『これで、今日の仕事は終わりですね』

緊張した空気がなくなり、契約作業の終わりが告げられた。

カモ『よし!!久しぶりの休みになったし、どっか行きますか!?』

白鳥『えっ!?かもねぎ先生、これからガッキーとどっか行くんですか?』

カモ『白鳥君っ!!君には関係のない話だよ!!(ゲス顔』

白鳥『そんな…ひどいっ!!!』

カモ『くに(福岡)へかえるんだな。おまえにも かぞくがいるだろう・・・。』

白鳥『ひでぇええええwwwwww』


ガッキー『あ、でも私4時から仕事が入ってます』

カモ『え…』

白鳥『カモwwざまぁああああああww』

カモ『じゃ…じゃあこれで解散しま…』

白鳥『カモ先生っ!!じゃあ二人で行きましょうwwww』

カモ『えっ!?』

白鳥『男とデートも良いものですよ!!』

カモ『いやっ!自分そういう趣味は…。』

みのり『それは良い考えですねっ!!せっかくだから交友を深めてください!!』

カモ『いやじゃああああああ…。』

みのり『はいっ!!決まりですね!!』

白鳥『美味しいクレープが食べたいです^^』

みのり『良いですね、クレープ!!美味しかったら今度カモ先生に連れてってもらおっかな!!』

カモ『さぁ!!白鳥君、行こうか!!』

白鳥『おい…。』

そんなわけで、白鳥(福岡不動産担当者:♂)と二人でクレープを食べに行きました。

男二人でクレープを食べに行きました。

甘くないんですけどっ!(世の中が)

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