#14.ホワイトデー

かもねぎ先生とみのりさん

みのりさんのLINEは相変わらず既読スルーのまま。

不安な気持ちを抱えたまま、ホワイトデーのお返しを買いにデパートへ行ってきた。

ホワイトデー商戦まっただ中で、普段デパートに縁のない男性の姿が目立つ。

自分も人のことを言えず、こんな所に来てしまっている。

場違いも甚だしい、まるでエサを求めて市街地に迷い込んだイノシシみたいだ。

明るい照明、鼻をつく香水の香り、化粧をばっちり決めて着飾った販売員、

広い売り場にも関わらず、カモにとっては かなりの圧迫感があった。

GODIVA、ピエール・マルコリーニ、ロイズ、モロゾフ、色々なブランドがひしめき合う。

看護師さんやスタッフの人にもらった義理チョコのお返しは適当に買った。

それは、定期処方をいつも通り処方するような、単純な作業だった。

ただ…みのりさんへのお返しは悩んだ。

GODIVAのお返しってどうしたら良いのか…。

そもそも、みのりさんの好きなお菓子って何だろう…。

みのりさんのことを、まだまだ知らない部分が多いことに気づいて、凹む。

たまたま、通りかかったコスメ売り場で、ホワイトデーコーナーが目に入った。

香水、リップ、ハンドクリーム…。

ハンドクリームっ!?

ふと頭をよぎった。そう、

みのりさんは乾燥するからって、よくハンドクリームを使っていた!

これは良いかも知れない!!これにしよう!

しかも、私はいつかのつぶやきで見たことがある、

これをやってもらいたい!!(切実)

プロジェクト『ジルスチュアート』と名付け作戦を行うこととする。

無事、プレゼントをゲットし、順調にプロジェクトは進んでいる。

ただ…ガッキーとの連絡は取れていない。

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