【不動産昔話】桃から生まれた桃太郎

むかしむかし、あるところに、アパート経営で業者にはめ込まれた地主のおじいさんとおばあさんが住んでいました。あろうことか、田んぼの真ん中にアパートを何棟も建ててしまっていました。

なんとか入居率は70%をキープしていたので、後期高齢者のおじいさんは、山へしばかりに行く必要もなく、楽天で薪をポチッとしました。


おばあさんは川へ洗濯に行く必要もなく、乾燥までノンストップでしてくれる全自動洗濯機のスイッチをポチッと押しました。おじいさんよりよっぽど役に立つ、おばあさんはいつもそう思っていました。

おじいさんが楽天で毎月TENGAを注文をしていると、ドンブラコ、ドンブラコと、たくさんのスパムメールが流れてくるようになりました。

『おや、これは良いデザートになるわい』

おじいさんは大きな桃のスパムメールをクリックして、その場でポチッと購入しました。

そして、2日後。おじいさんの家に大きな桃が届きました。

でもよく見たらそれは桃ではありませんでした。
届いた桃をみて、おばあさんはとてもびっくりしました。

『鬼じゃ、振り返ったら鬼が立っておった…』

おじいさんは大きな桃を睨み付けるおばあさんを見て震えていました。

『ピンポーン』

そんな時です、おじいさんの家に宅急便が届きました。
長崎県南島原市のふるさと納税の返礼品の桃が届いたのです。

お尻じゃないよ、桃だよ

おじいさんは命拾いしました。ありがとう、ふるさと納税。ありがとう、南島原市。

おじいさんとおばあさんが宅急便で届いた桃を食べようと桃を切ってみると、なんと中から元気の良い男の赤ちゃんが飛び出してきました。

『これはきっと、(南島原市の)神さまがくださったにちがいない』

子どものいなかったおじいさんとおばあさんは、大喜びです。
桃から生まれた男の子を、おじいさんとおばあさんは桃太郎と名付けました。

アパートは経年劣化し、サブリース契約も何回も契約料を悪い方向に更新され、おじいさんとおばあさんのアパートの借金はほとんど減りませんでしたが、桃太郎はスクスク育って、やがて強い(性的な意味で)男の子になりました。

そしてある日、桃太郎が言いました。

『ぼく、鬼ヶ島へ行って、(不動産業界の)わるい鬼を退治します』

おばあさんに きび団子(隠語)を作ってもらうと、鬼ヶ島へ出かけました。
どんなにつらいときでも、おばあさんの作ってくれたきびだんご(隠語)を食べると元気になってハッピーな気分になれました。不思議なことに、このきびだんごを食べると、3日以上寝なくても平気な体になれました。力がみなぎってくるのです。

旅の途中で、イヌ(社会的な意味で)に出会いました。
イヌは、エリートサラリーマンでしたが、都会に来たばかりの女の子のためのアパート経営で失敗し、夜な夜な残業代を稼ぐ社畜になっていました。

『桃太郎さん、どこへ行くのですか?』

『鬼ヶ島へ、(不動産業界の)鬼を退治しに行くんだ』

『それでは、お腰に付けたきび団子(隠語)を1つ下さいな。おともしますよ!!』

イヌはきび団子(隠語)をもらい、桃太郎のおともになりました。
イヌは『かぼちゃで出来た馬車に乗って、鬼ヶ島に行きたい』と言っていましたが、桃太郎はかたくなに反対しました。

そして、こんどはサル(知能的な意味で)に出会いました。

『ものたろーさん、どこへ行くのですか?@p@』

桃太郎『まて、その呼び方はまずい、そういう会社から苦情が出るwwww』

サルは、職場にかかってくるワンルームマンション投資にはめられ、10室以上のワンルームを次から次に購入し、毎月給料の半分以上を持ち出していました。

『鬼ヶ島へ、(不動産業界の)鬼を退治しに行くんだ』

『それでは、お腰に付けたきび団子(隠語)を1つ下さいな。おともしますよ@p@』

猿はきびだんごを食べると興奮して激しく腰を振りながら桃太郎の後ろを、いや正確に言うとイヌの後ろを、イヌのお尻を執拗に眺めながらついてきました。

そしてこんどは、キジ(髪型と服装が)に出会いました。

『桃太郎さん、どこへ行くのですか?』

『鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ』

『それでは、お腰に付けたきび団子を1つ下さいな。おともしますよ』

キジは不動産には関係なく、連日のキャバクラ通いでカードローンを増やしていました。そう、鬼退治はただの八つ当たりです

こうして、イヌ、サル、キジの仲間を手に入れた桃太郎は、ついに青春18切符で鬼ヶ島へやってきました。

桃太郎『めっちゃ腰が痛い』



鬼ヶ島では、鬼たちが近くの村の地主やサラリーマンから奪った現金をならべて、酒盛りの真っ最中です。

鬼A『まじ新築アパート美味しいwwwwPhotoshop最高wwww』

エビどう?

鬼B『か〇ちゃの馬車のオーナーが馬車馬とかwwwww』

鬼C『金利美味しいです@p@』

鬼はすっかり仕上がっていました。

『みんな、ぬかるなよ。それ、かかれ!』

桃太郎が突撃の号令をかけました。

イヌは桃太郎を裏切り、こっそり自分だけ銀行にリスケを提案し、サルは週刊文春に情報を提供してお小遣いを稼ぎ、キジはS銀行の株を大量に空売りしました。

そして桃太郎は、刀をふり回して大あばれ…はせず、金融庁に報告しました。

桃太郎達の攻撃に対して、対抗していた鬼達でしたが、金融庁からの行政指導が入り、とうとう鬼の親分が、

「まいったぁ、まいったぁ。こうさんだ、助けてくれぇ」

と、手をついて(金融庁に)あやまりました。

桃太郎とイヌとサルとキジは、鬼から取り上げた現金を黒塗りのベンツにつんで、元気よく家に帰りました。一番儲けていたのは桃太郎ではなく、キジでした。

おじいさんとおばあさんは、桃太郎の無事な姿を見て大喜びです。
そして三人は、ローンの支払いの終わったアパートの収入を得ながらしあわせにくらしましたとさ。

そして、おじいさんとおばあさんから遺産として現金と返済が終わったアパートを相続した桃太郎は、資材調達ネットワークを変革するべく、おじいさんとおばあさんの遺産を元手に桃太郎と似たような名前の事業を始めました。

めでたしめでたし

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