#87. 床の異変(後編)

罠にかかったカモ

【前回までのあらすじ】

ある日、アパートの住人(借主)から出た謎の苦情。

『床にシミが出来て、どんどん伸びている』

そこには、まるで人体の血管のようなシミが広がっていた。

これぞまさしく、血管(欠陥)住宅っ!?

って、やかましいわっ!!!

アパートの床に突然現れたシミ…。

その謎を解明すべく、我々(主に業者)は動物の森アパートの奥地へと向かった。



施工業者とフロア材メーカーの人達により、いよいよ現地調査が行われ、次々と新事実が発覚した。

施工業者『とりあえず、剥いでみました!!床ペロ☆(・ω<)』

床ペロっ!!

カモ 『すごい、クッションマットがきれいに剥がされてるっ!!』

みのり『思ったより普通ですね( )

一緒に画像を見ていたみのりさんはワクワクした様子で、すごく楽しそうだった。

カモ (こいつ…完全に他人事だと思ってるな…)

施工業者『始まりの所を切ったら、その下の板に穴が空いてました』

穴、穴、穴

カモ 『あ…穴っ!?』

みのり『穴…』

みのりさんが『穴』って言うと、ちょっとエロいなと思った。

でもそれを言うと通報されてしまうので心の中に押し込めた。

施工業者『クッション材の方にも穴が空いてましたよ』

カモ 『そこにも穴ですか…』

みのりさんがもう一度『穴』という単語を発しないか期待していたが、2度目はなかった。人生、なかなかそう上手くは行かないみたいだ。

業者 『あと、すっごい粉が出てました!!

カモ 『粉っ!?』

みのり『粉って聞くと、何かやばい感じしますね』

カモ 『やばいのは、あなたの所の社長ですよね(風貌的な意味で』

って思ったけど、口に出すのはやめておいた。

本当に粉を売ってたら大変だしね(白目

床に穴っ!?

みのり『それにしてもって何なんですかね…??』

カモ 『なににせよ、これはもう嫌な予感しかしませんよね…

一瞬、みんな沈黙した。

そんな沈黙の中、ぶっこんできたのは施工業者だった。

業者 『カモ先生、実はちょっと言いにくいんですけど…』

えっ…えっ…ここに来て言いにくいことって何っ!?

ここまで来て言いにくいことってまだある??

カモ先生はすでに大概傷ついてるよっ!?

業者 『この血管、2本だけじゃないんですよね…』

カモ・みのり 『えっ』

えっ…冠動脈って2本だけじゃないのっ!?(動揺

業者 『これを見てください』

驚いて口をパクパクさせているカモ先生に向かって、業者は恐る恐るデジカメの画像を見せつけてきた。

穴・穴・穴

全身の血管が生えようとしているっ!!(動揺×3

なにこれっ!?このアパート、生命が宿ろうとしてるのかなっ!?

アパートに生命が宿るのはいいけど、カモ先生の生命は潰えようとしているYO!!

そうやってテンパっているカモを見て、クッション業者さんが現実を突きつけてきた。

ペロ…これはシロアリっ!!

カモ・みのり『えっ…』

ええぇええええええええっ!!

シロアリっ!?

SHI・RO・A・RI??

アパート買った3ヶ月後にシロアリ判明とか、なにそれっ!?

どうしたら良いの??

シロアリって家とかボロボロにするんでしょっ!?

カモ先生は慌てた。超慌てた。

みのり『安心してください、このアパートは軽量鉄骨です!!シロアリはさすがにコンクリートとか鉄骨は食べませんっ!!』

業者 『まぁ、たまたまこの床の部分だけ食べただけでしょwww』

みのり『ですよねっ!!』

カモ 『えっ…そうなの??』

業者 『これは床下にお薬ばらまけば大丈夫なやつだと思いますよ!!』

業者さんのその言葉を聞いて、ちょっと安心した。

床にお薬をまくだけ…。

フロア材業者 『まぁ…クッションマットとかその辺は交換になりますけど( )

カモ 『この人、何か嬉しそうだー!!』

ま…またお金がかかっちゃう…。

支払いの不安に怯えるカモ先生にさらなる追い打ちがきた。

業者 『シロアリ退治のお薬もやっちゃいましょう!!』

カモ 『いやぁああああああ!!どうせお金いっぱいかかるんでしょっ!?』

業者 『大丈夫ですって、ちょっと床下に入ってお薬蒔くだけですから』

みのり『そうですよっ!!ちょっと床下に白い粉を置いてくるだけですから』

カモ 『言い方wwwwww』

どう見ても覚〇剤を床下に隠している光景しか浮かばない。

みのり『カモ先生、怖がらずに…支払いしよ??

そう言いながらみのりさんはニコニコしていた。このサイコパス女めっ!!

もしかして、軽量鉄骨アパートだと知らず、大きな巣を作る夢を抱きフロアマットの間で一生懸命に労働をしているこのシロアリは、いつか立派な不動産投資家になる夢を抱き社会の中で社畜として生きる自分自身なんじゃないだろうか…。そう思うと、胸が締め付けられるような想いと同時に、シロアリに対して共感めいた愛おしい気持ちが少し芽生えた。

カモ 『このシロアリ…ちょっとかわいそうですよね…』

つい、シロアリに自分を重ねてしまったカモ先生はつぶやいた。

みのり『カモ先生、ダメですよ!!害虫は駆除しないとっ!!

カモ 『害虫って…シロアリ…のことですよね…(白目』

みのり『カモ先生、支払いしよ??』

結局、支払いしよ?っていうパワーワードに押し切られる形で、シロアリ業者さんを紹介してもらい、シロアリ退治を行うこととなった。同時に、血管のようなシミが出ているクッションマットも全部交換することに…(´;ω;`)ブワッ

すぐにシロアリ業者さんに来てもらい、薬をまく場所・方法を相談した。そしてカモ、みのりさん、シロアリ駆除業者さんの3人でアパートの床下をのぞき込んだ時に、事件は起こった。無防備に座り込んだみのりさんのスカートに隙が生まれ、そのわずかな隙間から予想もしなかった神の恩恵を得ることが出来ました。

白もアリだと思いました。(シロアリだけに

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