休日返上で当直をしているカモ先生は、買い物に行く時間がなかなか確保できないため、Kamozon Amazonを愛用しています。
欲しいものがあればオンラインでクリックすると、外出せずとも自宅や職場まで届けてくれる。そのお陰で仕事に励むことができている。たまに宛先間違えて届いちゃいけないモノが職場に届くことがありますが…。
そう、都会生活以上に田舎ではAmazonが必須なのです。お店も少ないし、夕方5時過ぎるとどんどん閉店しちゃいますし…。
そんなわけで、カモ先生の病院にもAmazonが毎日10箱以上届いています。
ふと気がつくと、田舎ではすでにAmazonが電気・水道・ガス・Amazonという、社会インフラになっちゃっています。
あれ?Amazonがある生活が当たり前になっている…。
10年前には使ったことさえなかったのに…。
今日のKamozonは、そんなすごい大企業、Amazonについて書かれた本を紹介します。
この本の帯には”巨大帝国に対抗するライバル企業の動向を描く”と、まるで既存の企業が『Amazonという悪の帝国軍に立ち向かう正義のレジスタンス』のように格好良く書かれていますが、この本を読めば読むほど、あらゆる企業がAmazonという大企業にガシガシ食われていくイメージしか湧きません\(^o^)/
『Amazonはこうやって色んな企業を滅ぼしちゃいます♪(テヘペロ』
みたいな、一見軽いノリで、すごいこと書いてます。
Amazonの戦略についても詳しく書かれており、その戦略を読み解くほど、既存の企業のビジネスモデルに宿り木の種を撒かれて、毎ターン養分(利益)を吸われている状態になっていることに気がつきました。
まるでこんな状態。
既存の企業も、『搾取される前に、搾取する側に回らなければと思って頑張ってる!!』という姿が描かれ、Amazonに対抗するための作戦とか戦い方が描かれているのですが、何というか、
Amazonという巨大IT企業を前に、相手の戦力を見誤ったまま戦っている連合軍のような雰囲気です。
あれ?これどっかで見たような…。
そう、オーバーロードでナザリックが王国軍が虐殺するシーンを思い出しました。
あ…これあかんやつ…。
そう、これがAmazon!!
なんか自分もこんな感じで搾取されているような気がしますが…
この本には
・アマゾンが今アメリカで何を試行しているのか
・今後何をしようとしているのか
・それを果たした時他の企業は生き残れるのか
というアマゾンの戦略が書かれています。
その戦略を知り、どのように戦ったら勝てる見込みがあるのかを探る。
例えば、アマゾンには提供できない個別サービスの提供やその店でしかできない特有の体験の提供をして生き残りをかけようとする企業の姿。
アマゾンに「殺されない」ためには同じ土俵にならないことが一番の近道であろう(本文212ページより抜粋)。
それって、今から戦い始めても勝てないから場外乱闘しようってことですよね…。
今まで、その市場の一番の大手でやっていた大企業が、ランチェスターの提唱する弱者の戦略をとってきている。つまり、大手だと思ってAmazonに対して後手後手に回っていたら、気がついたらその市場で弱者になっちゃっていたいう事実を、当事者の元大企業が認めちゃっています。
もうこんな状態になっちゃて、
『今さらAmazon先生に立ち向かう元気はありませんっ!!\(^o^)/』
っていう状態に見えてしまいました。
しかも弱者となった企業が、Amazonに対抗するためにコツコツ努力をしている間にも、Amazonは大量のデータを収集し、解析し市場を支配しようとしています。
しかも、この本では、Amazonという巨大IT企業に立ち向かおうとしている元大企業に向けて、『アマゾンの規模が拡大するにつれて場外乱闘していたはずが、いつのまに同じ土俵に立たされて食われるなんてことがあり得るのだ。そのために、今から準備しとけよ』という、ドMにはたまらない一言まで添えられていました。
そして、最後にはこの決め台詞、
“他者に残された時間はそう多くはない”(本文168pより抜粋)
この著者、どんだけドSなんだ…(ウットリ
実際、Amazonにシェアを奪われている企業にとっては、立ち向かう希望どころか、ほとんど救いがありませんでした。
それどころか、今はまだAmazonと関係のない企業についても、
Amazon『これからどんどん進出するよっ!!(はぁと)』
みたいな状態です…。
この本を1冊読んだカモ先生の感想ですが、
読む前は、
『Amazonに対抗する企業の勇姿を知りたいっ!!』
と思っていましたが、読んだ後は、
『Amazonで売ろう!!(白目』
になっていました、不思議っ!!
カモ自身も全然他人事じゃなくて、最初は
『戦うためにはまず相手の考えを知る必要があり、この本はそれに最適だ。1冊読めばアマゾンの今後のビジョンが見えるとともに、食われる前に食わなきゃ!!』というハングリー精神にかき立てられていましたが、実際にこの本を読破した結果…
うん…長いものには巻かれていこうという結論に至り、
この本を読んだ結果として、気がつくと
Amazon株を買っていました(白目
そんな1冊になっていますので、オススメです\(^o^)/
コメント
ガッキーに殺されないためには、ガッキーと同じ場所にはいないことが一番の近道
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