#79. 宅建 Second Season(後編)

ぐぬぬ・・・。

試験が終わって、ホテルの外に出るとみのりさんが待ってくれていた。

みのり『お疲れ様です (*´∀`*)』

カモ『えぇ…盛大に疲れました…』

みのり『えらいえらい♪』

そうやってみのりさんは、さほど活躍していないカモの頭をヨシヨシしてくれた。

みのり『じゃあちょっとコーヒーでも飲みに行きましょう!!』

そう言って、みのりさんと一緒にコーヒーを飲みに行った。

女性『お飲み物は何にしますか?』

カモ『じゃあ、アイスコーヒーで』

みのり『私はアイスミルクティーお願いします♪』

女性『かしこまりました^^』

カモ『それで…何で僕たち分譲マンションの展示場にいるんですかっ!?

みのりさん、分譲マンションの展示場は無料のスターバックスじゃないんだよ…。

みのり『実はここ…キャンペーンしてて、今治タオルがもらえるんですよ(*´∀`*)』

カモ『それって…僕の個人情報を売ってry…』

みのり『大丈夫です、カモ先生の情報はもうすでに結構漏れてますから♪

カモ『おい…』

そういえば、この前某ハウスメーカーから応募した記憶がない懸賞品のハーゲンダッツの引換券が届いていたけどお前のせいか…

アンケートを書き終え、二人でティータイムをしていると、販売員が来てマンションの説明をしてくれた。優しい販売員さんだった。不動産投資の勧誘と違い、新築分譲マンションの販売員さんは、とても上品で余裕があるように感じられた。

市街に新しく建つ分譲マンション。オリンピックや震災復興の影響で、みのりさんと不動産を始めた頃に比べてマンションは明らかに高くなっていた。

そのせいか、販売員さんもあまり強気で勧められなかったので(むしろこの物件は買わない方が良い的な言い方だったので)、しっかりとカモの個人情報を売り、タオルをもらってみのりさんと一緒に帰宅した。



ちょうど帰宅した頃に、TACの解答速報が出ていた。

みのり『じゃあ…やりますか!!』

カモ 『お願いします…』

問題用紙をみのりさんに手渡す。

赤ペンを持ったみのりさんが、カモの問題用紙とにらめっこしながら、印刷された解答速報に〇をつけていく。

5分くらいして、〇×をしていたみのりさんの手が止まった。

気のせいか、赤ペンを持ったみのりさんの手がプルプルと震えている…。

カモ『ど…どうですか…!?』

恐る恐る聞いてみた。

みのり『カモ先生…これ…何かお薬内服しながら解いたとか??』

カモ 『えっ…』

みのり『もしくは…インフルエンザにかかって、熱が39℃以上あるとか??』

カモ 『えっ…』

みのりさんが一体何を言っているのかわからなかった。

カモ『いえ…お薬は飲んでいませんし、体調も万全でs…』

みのり『じゃあどうして去年より下がっているんですか!?』

みのりさんが持った解答用紙には大きく赤い文字で『29』と書いてあった。

カモ『29…に…肉??』

みのり『面白いですけどwwwww笑えませんよっ!!』

カモ 『(´・ω・`)しょぼーん…』

2度目の宅建試験、まさかの29点…。

まさかの30点未満…。

これは…あかん…。本当に小指がさよならしちゃう…。

社長の顔が頭を過ぎった。去年より売り込まれる経験を積んだのに下がってる…。

みのり『これ…社長に怒られるやつなので…とりあえず33点くらいで惜しかったことにしましょうか…』

カモ 『えっ…それってねつ造ってやつでは…』

みのり『そうでもしないと、カモ先生、殺されちゃいますよ!!社長、めっちゃ期待してましたし…』

カモ 『…』

ぐぅの音も出ない。

みのり『それに…今回休暇で一緒に旅行とかしちゃってますし…私にも責任があるので…なんとか誤魔化しましょう!!』

カモ 『でも落ちてるのには変わりないんですよね…』

みのり『ま…まぁ…そうですけど…しょうがないですよ!!カモ先生忙しかったし…』

カモ 『社長には正直に言いますよ…。大丈夫、来年こそは頑張りますからっ!!』

みのり『また受けるんですかwwwww』

カモ 『え…受かるまでやりますよ。だってみのりさんのミニスカサンタ、絶対見たいですしっ!!』

みのり『残念ですが、カモ先生…。今年はクリスマスも正月もしっかり労働しましょう( ◠‿◠ )』

カモ『えっ…さりげなくお正月が追加されてr…』

みのり『大丈夫ですよ、カモ先生なら頑張れますっ!!』

カモの手をぎゅっと握り、励ましてくれた。

なんか、頑張れる気がした(錯乱

そうして二度目の宅建試験は、まさかの29点となり、

カモ先生のスケジュールからクリスマスとお正月が消えました。

【余談】

カモ『みのりさんが家庭教師をしてくれたら宅建受かると思いますっ!!一緒にお勉強しましょう!!(そしてよくあるAVのような展開を希望s

みのり『無理ですよ、だってもうほとんど忘れてますし…むしろ通った方が不思議なくらいなんですよっ!?』

カモ 『えっ』

みのり『えっ』

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コメント

  1. 武田 一人 より:

    カモネギさんの文章力が羨ましい、、、

    こんなにも楽しく読める読み物を、私も書きたい

    • かもねぎ先生(管理人) より:

      武田一人様

      ありがとうございます。
      実は結構考えたり直したりしながら書いてるので、そう言っていただけると本当に嬉しいです。